さてRCC早春神楽共演大会で、私が神楽以外で楽しみにしていることがもう一つ。それがパンフレット購入で挑戦できるくじ引き!これも去年できなかったので、今年は二部購入して二回挑戦!すると一つは高級醤油、もう一つはマウスパッドが当たりました!みなさんはいかがでしたか?

大塚神楽団「伊吹山」。倭健命(やまとたけるのみこと)の最後の物語で、ファンのみなさんもよくご存知の演目と思います。しかし、「新たなる挑戦」に相応しく、大塚さん独自の演出で、一味違った「伊吹山」を楽しめました。冒頭の場面では倭健命のこれまでの武勇伝に加え、伊吹山へと向かういきさつが詳しく語られます。普段目にしない場面や登場人物など、興味深く拝見しました。そして伊吹山の山神との戦い。妖術を駆使する山神に対し、命は大苦戦を強いられます。舞台全てを覆うほどの巨大な落としグモには、客席から大歓声が。さすがにこれは敵わない…と誰もが思われたに違いありません。それだけに、退治の瞬間には会場中から力強い拍手が送られていました。

横田神楽団「紅葉狩」。広島の神楽を代表する上演を誰もが楽しみにされていたことでしょう。神楽の魅力がいっぱいに詰まったこの演目。高田舞いと呼ばれる、優雅な舞は、見る側の気持ちを落ち着けてくれますね。お囃子も重なって、癒しの効果を得るようです。中でも鬼女たち三人の舞は、なんといってもこの演目ならではの見どころ。寸分の狂いもない、研ぎ澄まされたような舞は、舞手さんだけでなく、お客さんともシンクロして一体感を感じさせてくれます。クライマックスの合戦では、さらに迫力とスピード感がプラス。どんなに激しくなっても、細部まで手を抜かず上品さを感じさせる。「舞」の美しさをとことん追求されているように見えました。

最後は中川戸神楽団「板蓋宮」。これもみなさんよくご存知、「元祖スーパー神楽」、あるいは「ホール神楽の出発点」。当時は誰も考えもしなかったような演出が、今では多くの人に受け入れられ、神楽の新しい可能性と新しいファンの開拓の両方に道を示していることは、もはや周知の事実。今大会のようなイベントが増えた昨今、創作神楽や新しい演出が次々と登場し、ファンを魅了し続けています。そんな中でも、その第一歩となったこの演目が、20年以上たった今も、新しいものに埋もれることなく、舞い継がれてきていることを非常に嬉しく思います。今回のステージで全ての仕掛けが上手くいったことは、中川戸さんもスタッフさんもホッとされたことでしょう(笑)。
以上、今年で16回目を数えた「RCC早春神楽共演大会」の報告でした。


大塚神楽団「伊吹山」。倭健命(やまとたけるのみこと)の最後の物語で、ファンのみなさんもよくご存知の演目と思います。しかし、「新たなる挑戦」に相応しく、大塚さん独自の演出で、一味違った「伊吹山」を楽しめました。冒頭の場面では倭健命のこれまでの武勇伝に加え、伊吹山へと向かういきさつが詳しく語られます。普段目にしない場面や登場人物など、興味深く拝見しました。そして伊吹山の山神との戦い。妖術を駆使する山神に対し、命は大苦戦を強いられます。舞台全てを覆うほどの巨大な落としグモには、客席から大歓声が。さすがにこれは敵わない…と誰もが思われたに違いありません。それだけに、退治の瞬間には会場中から力強い拍手が送られていました。


横田神楽団「紅葉狩」。広島の神楽を代表する上演を誰もが楽しみにされていたことでしょう。神楽の魅力がいっぱいに詰まったこの演目。高田舞いと呼ばれる、優雅な舞は、見る側の気持ちを落ち着けてくれますね。お囃子も重なって、癒しの効果を得るようです。中でも鬼女たち三人の舞は、なんといってもこの演目ならではの見どころ。寸分の狂いもない、研ぎ澄まされたような舞は、舞手さんだけでなく、お客さんともシンクロして一体感を感じさせてくれます。クライマックスの合戦では、さらに迫力とスピード感がプラス。どんなに激しくなっても、細部まで手を抜かず上品さを感じさせる。「舞」の美しさをとことん追求されているように見えました。


最後は中川戸神楽団「板蓋宮」。これもみなさんよくご存知、「元祖スーパー神楽」、あるいは「ホール神楽の出発点」。当時は誰も考えもしなかったような演出が、今では多くの人に受け入れられ、神楽の新しい可能性と新しいファンの開拓の両方に道を示していることは、もはや周知の事実。今大会のようなイベントが増えた昨今、創作神楽や新しい演出が次々と登場し、ファンを魅了し続けています。そんな中でも、その第一歩となったこの演目が、20年以上たった今も、新しいものに埋もれることなく、舞い継がれてきていることを非常に嬉しく思います。今回のステージで全ての仕掛けが上手くいったことは、中川戸さんもスタッフさんもホッとされたことでしょう(笑)。
以上、今年で16回目を数えた「RCC早春神楽共演大会」の報告でした。
2014,03,01 Sat 16:38
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